環境リレーションズBLOG

認定NPO法人環境リレーションズ研究所から
お届けしているブログです。

2012.05.06 Sunday

何から話そう!環境問題

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〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○.....●。○。。。●。●○...●○。。


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■山梨県甲斐善光寺の植樹参加者募集中! 5月27日(日)
みんなで楽しく植樹♪お昼は山梨名物の「ホウトウ」やサドヤワイナリーさんの
ご協力で「善光寺ワイン」の試飲など、山梨の味も一緒に感じる植樹イベントで
す。ご家族でも参加いただけます。
http://www.presenttree.jp/contact/postmail_20120527kaizennkouji_event.html

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■プレゼントツリーのツアーが東京ウォーカーで紹介されました♪
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■東北被災地の津波到達地点に桜のラインを植えていくプロジェクトの支援に参
加しませんか?個人でも複数人でも参加できます。
http://www.presenttree.jp/collabo/sakuramori/index.html
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●目次● 2012年5月5日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.4

2.福島を訪れてみてください

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.4◆

今回の「Sustainability in English」では、Jonathan RoweがGDPに
ついて語ったものをHawken、 Lovins、そして Lovinsが著書「Natural
Capitalism」で引用しているものについてお話ししたいと思います。少々長
いですが、早速見てみましょう。

“The GDP is simply a gross measure of market activity, of
money changing hands. It makes no distinction whatsoever
between the desirable and the undesirable, or costs and
gain... As a result the GDP not only masks the breakdown
of the social structure and the natural habitats upon
which the economy ― and life itself ― ultimately depend;
worse, it portrays such breakdown as economic gain”

(Halstead, Rowe & Cobb, 1995 quoted in Hawken, Lovins,
and Lovins, 1999: 1424)

GDPは単純に市場活動、つまりお金の動きの総計でしかない。それは(そ
のお金の動きが)望ましか望ましくないか、またはコストなのか利益なのか
を区別しない。... 結果的にGDPは経済が、そして生活そのものが、最終
的には依存している社会構造や生態系の破壊を隠すだけではなく、さらに悪
いことに、それらの破壊を経済的利益のように表す。」(括弧内著者追加)

GDP(Gross Domestic Product: 国内総生産)の限界は長く指摘され続
けています。限界の一つとして、例えば今回の引用のように、環境破壊をま
るで成長(良いこと)のように表現してしまうことが挙げられます。さらに、
環境破壊によって有害物質が発生した際、それを除去するために使われる資
源もGDPに反映されるため、極端なとらえ方をすれば環境破壊はある種、
「おいしい経済成長策」との見方もできます。他のGDPの限界としては一般
的な景気感とのズレや、家事などの非市場経済活動や幸福など、定量化の難
しいものが反映されないことなども挙げられます。つまり、環境保護や、多
くの場で用いられる「豊かな社会」を達成するためには、このGDPという尺
度を進化させる、もしくは別の尺度を採用することが必要であると言えます。

しかし一方で、GDPがこれまで広く採用されてきた背景には、この尺度が持
つある一定の妥当性(合理性)と、そして高い利便性があると思われます。
そして、この「ある一定の妥当性(合理性)」と「高い利便性」は、環境破
壊を助長している私たちの生活一般にも当てはまると思われます。つまり、
GDP同様、私たち一人一人が生活スタイルを進化させるにせよ、別の生活ス
タイルに移行するにせよ、環境破壊や少子高齢化が進んでいる現在の状況に
合わせて、長期の視点に立って変化させることを無くして、「豊かな社会」
や「持続可能な社会」に近づくことは難しいでしょう。

今回の引用書籍: Hawken, P., Lovins, A., and Lovins, H. (1999).
Natural Capitalism ― Creating the Next Industrial Revolution.
NY: Hachette Book Group
(Kindle Edition)


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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.福島を訪れてみてください◆

ゴールデンウィークはお休みだった方も、そうでなかった方も、
日本の一年でもっとも美しい新緑の季節を迎えられていることと思います。

福島県某市を訪れました。
福島は新緑がたいへん美しい土地で、
盆地の市街地が5月には淡いグリーンにすっぽりと包まれます。
郊外の果樹園では、りんご畑は白、桃畑は濃いピンクに花咲きます。

しかし福島はご存知の通り、
「次の世代に良い環境を残す」ことに私たちが失敗した土地です。
県内には、人がいつ帰れるかも分からない地域もあり、
某市でも、目に見えるところはいつもの春と変わらなくても、
子どもたちの外遊びは制限され、食べ物にも規制がかかっています。
県内の新聞は、今でも「除線」「制限」などの言葉でいっぱいです。
これはいつまで続くのか(何十年?何百年?)誰にも分かりません。

・・・というようなことは、テレビや新聞でもうご存知だと思いますが
ぜひ、現地を多くの人に訪れてもらいたいなあと思います。
観光地としては、今でもとても素敵な場所ですよ!
実際に自分の目で福島を見て、住んでいくための環境が壊れたときに、
人々がどんな痛みを抱えることになるのかを少しだけ実感してくださいませんか。
同じような間違いを人間が犯すことが、ちょっとずつでも減っていくために。

最後に。
福島県の面積は日本で3位。広〜い広い県です。
県内には、安心して住める土地もたくさんあります!
「福島だから」と言ってすべてを避けることだけは、
皆様にはぜひしないでいただけると嬉しいです・・・。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇甲斐善光寺の森 植樹体験イベント◆◇

みんなで楽しく植樹♪お昼は山梨名物の「ホウトウ」やサドヤワイナリーさんの
ご協力で「善光寺ワイン」の試飲など、山梨の味も一緒に感じる植樹イベントで
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できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない〜!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」...etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
お便り・お問い合わせ、読者間コミュニティ..にふるってご参加・ご投稿
ください。
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2012.04.21 Saturday

何から話そう! 環境問題

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〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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・甲斐善光寺での植樹参加者を募集しています!
■甲斐善光寺の植樹参加者募集! 5月27日(日)
詳しくはこちら:
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・春の植樹@熱海の森を行いました!
■さんむ日向の森植樹イベント 4月15日(日)実施
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●目次● 2012年4月20日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.3

2.民主主義下でのトップダウン

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.3◆

英語で書かれた持続可能性や環境関連の書籍の和訳と私のコメントをお伝え
する「Sustainability in English」の第三回目。今回は、David
Owen著の「Green Metropolice ー Why Living Smaller, Living
Closer, and Driving Less Are the Keys to Sustainability」
からの引用です。

"The crucial fact about sustainability is that it is not
a microphenomenon: there can be no such thing as a
"sustainable" house, office building, or household
appliance, for the same reason that there can be no such
thing as a one-person democracy or a single-company
economy ... Sustainability is a context, not a gadget or
a technology" (Owen, 2009)

「持続可能性に関する決定的な事実は、それが個別の現象ではないというこ
とである。「一人の人間による民主主義」もしくは「一つの会社による経済」
というものが存在しないのと同じ理由で、「持続可能」な家やオフィスビル、
電気器具などというものは存在しない。持続可能性は(それを成り立たせて
いる)コンテクストのことをいうのであって、単一の道具や技術のことを指
すのではない。」

サステナビリティや持続可能性という言葉は、近年、良くも悪くも様々な場
面で使われています。上記の訳の中でも言われているように、持続可能な◯
◯と呼ばれる商品やサービスも数多く生まれてきています。例えば、エコハ
ウスなどの持続可能な家などには太陽光発電やエコ給湯器、電気自動車用の
充電器などが備え付けられており、理想的には建物単体でエネルギー的に自
立することが可能です。しかし、ある地域におけるエネルギー消費の総量は
ある家庭(群)だけではなく、例えば、食料の輸送や、その家庭(群)を支え
るためのインフラなどを含む、様々なコンテクストによって決定されます。

Owen氏も著書の中で述べているように、環境にとって良い印象をと見られる
郊外の自立的エコハウスでの生活よりも、環境に大きな負荷をかけていると
思われているニューヨークのマンハッタンでの生活の方が世帯当たりの環境
負荷は実際のところ少なくなります。それは、多くの人たちが狭い地域にコ
ンパクトに集まり、資源・エネルギーを共有しているからです。つまり、
「マンハッタン」というコンテクストが、その地域の生活の持続可能性を高
めていると言えます。

このように、持続可能な◯◯と呼ばれる商品やサービスにであった際には、
どういった状況(条件)でそれらをつかえば本当の意味での持続可能な社会に
近づいていけるのかを、広い視野に立って考える必要があると言えるでしょ
う。

今回の引用書籍: Owen, D. (2009). Green Metropolice -
Why Living Smaller, Living Closer, and Driving Less Are
the Keys to Sustainability. London: Penguin Books
(Kindle Edition)

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.民主主義下でのトップダウン◆

今週、似たような二つの記事を読みました。

ひとつは、いま首都圏などで心配されている、
地震に弱い「木造密集地域」への対策について。
古い木造住宅が残る地域では、建替えも難しく、耐震化や不燃化がなかなか進まないため、
建替えに同意しない人がいたら、都が土地を強制収用してでも
対策を進めるつもりだとのこと。
これに対し、こんな強引なやり方は難しいのでは、との懸念の声も出ているそうです。

もうひとつは、新型インフルエンザに対する政府の対策についてのものです。
新型が発生すると、知事の指示で、外出の自粛や集会の制限ができるよう、
法案が作られているところです。
これに対して「集会の自由が制限されすぎるかもしれない」と
日本弁護士連合会が意見を出しています。
(昔、日本では集会の自由を制限して、いろいろあったから・・・。)

建替えも集会の制限も、たくさんの人の命がかかっていることを思えば
「少しくらい強制的でも、やって当然では?」と部外者としては思ってしまいますが、
制限される本人にとっては、すんなり受け入れがたい事情や心情があるのです。
そこに配慮すると、全体の計画がうまくいかず。
でも、そこに配慮をするのが民主主義。

温暖効果ガスを排出したり、森林を伐採したりするのも、
全体主義的に、強制的にストップすることができるのだったら、
環境問題対策はある意味、今よりもずっと速く進むかもしれません。
そして多くの人の命が、そのために救われるかもしれません。
でも、過去に日本は全体主義の歴史の中で、多くの人の命を奪ってきました。
その時代へ逆戻りすることは許されない、と考えられています。

木密対策や、新型インフル対策が、今後どのように進むのかに注目されます。
多くの人を動かして、環境保全という目的を達成していくためのヒントが
そこに隠されているかもしれません。


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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。


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環境リレーションズ研究所
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2012.04.05 Thursday

何から話そう! 環境問題

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〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
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・「さくら守くらぶ311」スタートしました。
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■熱海の森の植樹ボランティア募集! 4月15日(日)
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・二つのツアーを行いました!
■さんむ日向の森植樹イベント 3月4日(日)実施
http://presenttree.jugem.jp/?eid=104
■宮崎県高原町新燃岳復興祈念植樹ツアー 2月25日(土)〜26日(日)
1日目:http://presenttree.jugem.jp/?eid=102
2日目:http://presenttree.jugem.jp/?eid=103
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●目次● 2012年4月5日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.2

2.気候変動と個人の知恵

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.2◆

前回から連載が始まりました、「Sustainability in English」。この
連載では、環境および持続可能性関連の英語の書籍から、私が面白いと思っ
た文章を引用し、その和訳、およびコメントをまとめます。

それでは第二回目の文章を紹介したいと思います。今回はSenge、Smith、
Kruschwitz、Laur、そしてSchleyによって書かれた「The Necessary
Revolution - How Individuals and Organizations Are
Working Together to Create a Sustainable World」からの引用
です。

"Buckminster Fuller used to say that if you want to teach
people a new way of thinking, don't bother to teach them.
Instead, give them a tool, the use of which will lead to
new ways of thinking." (Senge, et al., 2008: 744)

「バックミンスター・フラーは、もし人々に新しい考え方を教えたいと思っ
たら、わざわざ教えてはいけない。その代わりに、使うことによって新しい
考え方に(自然と)導くような道具を彼らに与えなさい。とよく言っていた。」
(括弧内筆者加筆)

バックミンスター・フラーは20世紀半ばに思想家、建築家、発明家、詩人
などとして幅広く活躍した人物です。特に、人類、そして地球の持続可能性
の向上にいち早く注目し、哲学的に、そしてデザイン的にそれを具現化した
ことで有名です。例えば、エネルギーの効率的な利用を可能にする自立的な
ドーム型(球体)の建築を提案し、その一つの形として「ジオティック・ド
ーム」を設計しています。

彼のそれらの提案に貫徹するものが、上の引用にあるような考えであるよう
に思います。教えるによって「知識」を与えるのではなく、使わせるによっ
て「経験」を与え、新しい考え方をより身近に感じさせます。さらに、意識
せずとも自然と使えるような形でそれらの道具を提供することによって、抵
抗の少ない形で新たな考え方を浸透させることができます。例えば、前回連
載をしていたスマートグリッドも、ある種、市民が意識せずとも自分の生活、
そして環境へのインパクトを軽減できる「道具」であると考えることができ
ます。

これまでの社会が持続不可能なものであるとするならば、持続可能な社会を
実現するためには、これまでの考えを改める必要があります。そのためには、
フラーも言っているように新たな考えを頭ではなく、5感すべてを通して理
解、そして体得できるような提案をしていく必要があるのかも知れませんね。

今回の引用書籍: Senge, P, et al. (2008). The Necessary
Revolution - How Individuals and Organisations Are
Working Together to Create a Sustainable World.
New York: Doubleday. (Kindle Edition)

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.気候変動と個人の知恵◆

「爆弾低気圧」というセンセーショナルな呼び名がまさにふさわしかった、
突然の春の嵐。
みなさま、ご無事でしたでしょうか?

誰も経験したことのなかった強風。
観測史上初、という地点も、多かったようですね。

今でさえ、極端に暑かったり寒かったり、おかしな年が続いていますが、
気候変動が進んでいくにつれ、
これまで経験したことのなかったことが増えていくと言われています。
(今回の嵐が、気候変動のせいであったかどうかはさておき。)

人間は知恵を使って、気候に対応することを学んでいくのかもしれませんが、
それまでには大変な痛みと悲しみを経験していかなければなりません。
痛い目に遭わないうちは、本気にならないのが私たちだからです。
冷害の夏でも育つ米は、悲しい餓えの歴史があったからこそ開発されました。
台風でも壊れない家は、悲惨な災害の経験を経て、作られてきました。

社会が気候に対応することを学んでいくのを待つ間、
自分の痛みと悲しみを減らすためには、
個人的に知恵を使わなくてはいけないのかもしれません。
例えば、強い風が来ることが分かっているときには
電車に乗らなくてもいいよう、何日も前から調整してみるとか、
ベランダの飛んでしまいそうなものを押さえておくとか。
特別なことでなくても、できることはいろいろあるはず。
その日になって急に慌てるのではなく、
前もって準備しておく癖をつけたほうがよいかもしれません。

そして、私たちよりももっと厳しい気候変動の時代を生きていく子どもたちにも、
生きのびるための知恵を与えていきたいものだと、思わされます。

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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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2012.03.21 Wednesday

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■宮崎県高原町新燃岳復興祈念植樹ツアー 2月25日(土)〜26日(日)
1日目:http://presenttree.jugem.jp/?eid=102
2日目:http://presenttree.jugem.jp/?eid=103

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●目次● 2012年3月20日号

※ お知らせ

1.Sustainability in English vol.1

2.一人暮らしの環境負荷を小さくする

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.Sustainability in English vol.1◆

今回から始まります「Sustainability in English」。この連載では、
環境および持続可能性関連の英語の書籍から、私が面白いと思った文章を引
用し、その和訳、およびコメントをまとめます。一般的にはなかなか英語の
書籍に触れる機会がそれほどないと思いますので、皆さんの新たな刺激にな
れば、と考えています。

それでは早速今回の文章を紹介したいと思います。今回はトーマス・フリー
ドマンの「Hot, Flat, and Crowded 2.0」から、人間の集団行動の特
性についての抜粋です。

“A biologist ... noted that bees, ants, and termites,
though not very smart individually, display high
intelligence collectively and... People seem just the
opposite.”
(Amory’s remarks quoted in Friedman, 2008: 9759)

「蜂や蟻、シロアリは個体としてはそれほど賢くはないが、集団になるとと
ても高い知性を示す、とある生物学者は言及しています。そして、人間はこ
れとは全く反対の傾向を見せます」

環境問題に対する意識は、様々な企業、団体、政府そして個人の働きかけに
よって、近年非常に高まってきています。その結果、個人的に環境に対して
何か貢献をしたい、もしくはすでに行動を起こしている人は少なくありませ
ん。この傾向は日本だけではなく、ほとんどの先進国や多くの発展途上国で
見られます。しかし、コモンズの悲劇(「複数の人間が私欲に基づき個別に、
そして合理的に行動する場合、それが長期的には誰の利益にならないにもか
かわらず、結果的に共有資源の枯渇を招いてしまう」というジレンマ)の例
が示しているように、人間は種全体の利益を考えて行動する、ということが
遺伝的に苦手なようです。

これまでも文明の盛衰には地域資源の豊かさや枯渇が大きく影響を及ぼして
いました。例えば、いくつかの古代文明は、木材を中心とした周辺の資源を
使い尽くしたことにより滅びています。現在は、このような地域規模ではな
く、地球規模で資源の枯渇や異常気象がおき、種の存続の危機に瀕している
と言えます。この問題に立ち向かうためには、これまで苦手としてきた「種
としての最適解」に基づいた行動が求められます。つまり、種として進化を
遂げることで苦手を克服し、個別の人間としてだけではなく、集団としての
知性の高さを示していかなければいけません。その可否が今後の地球環境に、
そして人間の存亡に大きく影響を影響を及ぼすことでしょう。

今回の引用書籍:
Friedman, T. (2008).
Hot, Flat, and Crowded 2.0:
Why We Need A Green Revolution ―
And How It Can Renew America.
New York: Farrar, Straus and Giroux.
(Kindle Edition)


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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.一人暮らしの環境負荷を小さくする◆

東京都の一世帯あたりの人数が2を割り込み、1.99となったという報道がありました。
1つの家族に人が2人いない、つまり単身世帯が増えたことによるものです。
単身世帯と言えば、学業や仕事のための一人暮らしというイメージが強いかもしれません。
ここへ、非婚率が上がり、長く一人暮らしをする人が以前より増えたことや、
子どもと同居しなかったり、子どもがいなかったりする高齢者の一人暮らしが増えたことで、
平均人数が減っているのが今のトレンドです。
東京とは特に単身世帯が多いエリアですが、同じ傾向は日本全体で見られます。

単身世帯が増えると、実は、環境負荷は大きくなります。
冷蔵庫、テレビ、エアコンなど、
同居人がいれば一緒に使う家電機器を、1人1台持つようになるため
日本全体での台数が増えるためです。

台数が増えることを止めることができないとすると、
今後は、1人用の機器で、1台あたりの環境負荷の小さいものが
求められてくるようになりそうです。

さらに、別のもので家電機器を代用することが始まるかもしれません。
例えば、少し前まで当たり前のように誰もが加入していた固定電話は、
若い一人暮らしの世帯では、すっかり携帯電話に取って代わられました。
(今では結婚しても固定電話を持たない若い家族も増えていますね。)
同じことが、ほかの家電機器にも起こったらおもしろいですね。

単身世帯の割合は今後も増えていく、と予想されています。
そして、人口構成の変化は、ビジネスチャンスを生み出します。
住まいや、住まいで使うエネルギーについても
今後、思いもかけない大きな変化が生まれてくるかもしれません。


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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。


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環境リレーションズ研究所
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できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない〜!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
わけ?」「もっと他に皆に教えてあげたい環境がある!」「私も発行仲間に
参加したい!」...etc、お咎め、ご意見、なんでも大歓迎です。(^^)v
お便り・お問い合わせ、読者間コミュニティ..にふるってご参加・ご投稿
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2012.03.06 Tuesday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○.....●。○。。。●。●○...●○。。


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・3月4日(日)「さんむ日向の森」で植樹イベント開催!

千葉県山武市の「さんむ日向の森」では、
自然と共生する「循環」の森づくりをしています。

植樹イベントへの参加はこちら:
http://www.presenttree.jp/contact/postmail_0304sannmu_event.html

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●目次● 2012年3月5日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.14 最終回

2.「使える」計算表を、本当に使えるようにする

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.14 最終回◆

最終回の今回はこれまでスマートグリッドに関してお話しした内容をまとめ、
総括をしていきたいと思います。

スマートグリッドがこれまでの送電線網と異なる点は、火力や原子力だけで
はなく、再生可能エネルギーを大量に導入することを前提としている点、さ
らに、これまでの集中型発電所から消費者へ、という「単一方向」ではなく、
供給側と需要側の「双方向性」を持つ点です。例えば、スマートグリッドの
構成要素の一つであるスマートメーターによって消費電力の「見える化」が
でき、各家庭が自主的に節電を行うことが可能なほか、ある地域全体での電
力消費量最適化を実現することで、電力消費のピークカットやピークシフト
が可能になり、需要量に見合った供給や供給量に見合った消費の実現できま
す。つまり、IT (Information Technology)を用いたET(Energy
Technology)を発達させていくことで、これまでトップダウン的に限られ
た企業から消費者が電力を供給してもらうという図式から消費者自らが発電
をし、それを地域全体で共有する、というある種、ボトムアップ的な社会へ
と移り変わることができます。
スマートグリッドをはじめとするスマートコミュニティ関連事業は市場規模
が2015年には全世界で160兆円を超え、2020年には国内だけでも3.7兆円に
なると試算されるなど、現在、世界で進められているビジネス(群)の中で
もスマートコミュニティ関連ビジネス群は市場規模の最も大きなものの一つ
であると言え、今後さらに加熱していくことが予想されます。そこで予想さ
れることは、ITが注目されていたときにも起こったバブルが発生することで
す。注目される市場にはより多くの参入者が集まり、それにより多くのビジ
ネスが生まれ、さらに市場に注目が集まる、というポジティブフィードバッ
クが起こります。それにより技術がさらなる進歩を遂げるとともに、コスト
の大幅カットの実現、さらには以前連載内でお話ししたようなアグリゲータ
ー的なビジネスをはじめとした、様々な業種が新たに生まれることでしょう
。もちろんバブルですので、これまでのバブルがそうであったようにいつか
は崩壊し、経済にも大きな影響を及ぼすことになるでしょう。しかし、ITバ
ブルの例が示しているように、バブルによって集まった資本が様々な分野で
イノベーションを促進し、危機が去った後の社会に劇的な変化をもたらしま
す。さらに、その中で勝ち残った少数の企業がその後の社会でイニシアティ
ブをにぎり、業界を牽引していくことになります。
ITバブルで乗り遅れた感のある日本企業は、これから起こるであろうETバブ
ルに積極的に参加し、確固たるプレゼンスを示し、バブルが去った後の社会
を牽引する存在になっていかなければなりません。そのためには、前回、前
々回とお話をした国際標準化競争や世界中の様々な地域で行われているスマ
ートコミュニティプロジェクトへの参加競争を官学民が連携したオールジャ
パン体制で勝ち取る必要があります。そうすることで、日本という国の地位
をもう一度確立し、次の世代へと引き継いでいくことができるのではないで
しょうか。つまり、エネルギーや環境の持続可能性と同様に日本という国・
社会の持続可能性も真剣に考えていかない限り、本当の意味での持続可能性
を高めることはできないのでは合いでしょうか。

今回の連載で「再生可能エネルギーとスマートグリッド」の連載は終わりと
なります。説明が足りない点、わかりにくい点等、多々あったかと思います
が、今までお読みいただき、ありがとうございました。何かご質問・ご意見
等ございましたら、私のtwitterアカウント(jinyuu)までご連絡いただ
ければ幸いです。次回からは、環境関連の英書を引用し、ちょっとした英語
の勉強も兼ねた記事を書ければと考えておりますので、今後ともお付き合い
いただければ幸いです。

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.「使える」計算表を、本当に使えるようにする◆

政府(国家戦略会議)がエクセルのおもしろい計算表を公開しています。
いろいろな発電方法について、発電コストを試算できるエクセルシートです。
計算の前提条件(燃料費や、設備の稼働率、為替レートなど)を自分でいじると、
自動的に発電コストが計算されるしくみになっています。

発電コスト試算シート
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive02_shisan_sheet.html

原発の発電コストは何円、太陽光なら何円、という数字はよく目にしますが、
それがどうやって計算されているのかは、素人たる私たちには分かりません。
でも、前提条件や計算方法をこうやって明らかにし、
誰でも使ってよいようにしたことのは、たいへんおもしろいと思います。
このシートに出てくる用語が分かる人なら、
眺めているだけでも興味深いシートです。

ここまでエクセルで作りこむのは、大変な作業だったことと思います。
せっかくなので、「こうすればもっと良くなる」という点を2つほど・・・。

1.この情報を身に沁みて必要に感じている人々が、
このシートの内容を理解できない。

分かりやすく透明性が高いとは言え、
やはり知識が無いとこれを理解するのは難しいです。
例えば、これまで農業や漁業に何十年も携わってこられた方が、
原発事故で家も仕事も奪われ、
「エネルギー政策を変えて!」と誰よりも痛切に叫びたいのに、
これまでの仕事では使わなかった、慣れないこんな計算ソフトを見て、
理解できるか?

本当に「誰にでも」分かるレベルまで話をかみくだいて、
地域ごとに説明してくれるみたいなこと、やってくれたら嬉しいです。

2.コンピュータの計算結果は、心情的に受け入れられない

こういう方々は、大変多いです。
計算がどんなに合っていそうに見えても、
しょせん機械が計算するものは、やっぱり信用しにくいという方です。
機械の計算は、説得力がある人のことばと比べると、
意外と人々の納得感を得にくいものです。

そこで、この同じシートを使って、過去や今の状態を計算しなおして、
どれだけ実際の状態と合っているかを、実証してみてはどうでしょうか。
過去や今の実態が、計算結果と合っているのが分かるなら、
将来のことについても、信用することができそうです。

せっかくのありがたい仕組みなので、
政府ももっと活用してくれれば、よりカッコいいのになぁと思います。


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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
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2012.02.27 Monday

【REVIVE JAPAN】海藤節生さん 宮城県震災復興トーク&Live2012

 こんにちは、Er事務局です。
私たちが東北震災以立ち上げた「被災地に緑が戻る日を願って〜REVIVE JAPAN基金〜」の第一回目支援先に決まった”NPO法人水守の郷七ヶ宿”。ここの代表を務めている海藤さんのチャリティトーク&Liveが3月3日(土)18:30〜新宿HARMONIC HALLで行われます。

ハウンドドックの初代ベーシスト海藤さんの歌、とても素敵ですよ♪
皆様是非お越しください。

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石巻市北上町十三浜震災復興チャリティートークライブ開催決定!
「Re-Birth」生まれ変わる十三浜から
チケット好評発売中・詳しくはこちら☛http://www.mizumori7.org/mar3.html

場所:新宿ハーモニーホール   
日時:平成24年3月3日18時30分〜
出演:海藤節生さん、佐藤達哉さん、mioさん、いとうかなこさん、佐藤美佐子さん、今井芳継さんほか
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2012.02.20 Monday

何から話そう! 環境問題

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・3月4日(日)「さんむ日向の森」で植樹イベント開催!

千葉県山武市の「さんむ日向の森」では、
自然と共生する「循環」の森づくりをしています。

植樹イベントへの参加はこちら:
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●目次● 2012年2月20日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.13

2.原発の停止とその影響は

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.13◆

残り2回になりました、「再生可能エネルギーとスマートグリッド」。第1
3回目の今回は、前回お話しした国際標準化の問題を中心に、官民一体とな
ったオールジャパン体制の重要性についてお話ししたいと思います。

前回は自社、もしくは自国の技術を国際標準にすることの重要性についてお
話ししました。その標準化競争を勝ち抜いていくためには、これまで日本企
業が「技術で勝って市場で負ける」と揶揄されてきたことでもわかるように、
技術以外の要素が非常に重要になってきます。その要素とは、「戦略」そし
て「政策」です。「戦略」に関しては、「最終的なビジョン」、つまりスマ
ートグリッドが導入された未来を描き、自らの得意分野を生かしながら、そ
こに近づいていくためにはどのようなものが必要になるのかを常に練り直し
ながら考えていくことが重要です。また、「政策」に関しては、官が上記の
戦略を民間と共に考え、国としての方向性を示していくのと同時に、新たな
技術やビジネスに対するインセンティブや、それらの発展を阻害するものに
対する負のインセンティブを与えていくことで、民間の創造性を高めながら
導いていくことが求められます。

現在、日本の技術に関しては優位な状況を築いているといえますが、「戦略」
そして「政策」に関しては後れをとっていると見られています。例えば、前
回お話しした標準化に関しては、技術を普及させていくためにオープンにす
る部分と、ブラックボックス化する最も重要な基幹技術の線引きをする必要
があり、そのための戦略・政策が必要になります。しかし、他国に比べ同業
者が数多く、資本や力が分散しやすい日本企業が他国企業との競争を勝ち抜
くためには、官民が協力し合い、スマートグリッド(コミュニティ)を取り
巻く「技術」、「戦略」、そして「政策」を官民共同で練り上げていくこと
が求められます。
さらに、これまで縦割り構造で仕切られ、他業種間での競争が少なかった、
電力、ガス、石油などのエネルギー業界をはじめとする民間企業間でもパ
ートナーシップを結んでいくことが必要であると考えられます。なぜなら
ば、太陽光発電などの再生可能エネルギーや電気自動車・ハイブリッド車
などをはじめとしたスマートコミュニティ関連技術のポテンシャルを最大
限生かすためには、これまでの供給側を中心とした考え方ではなく、需要
家のニーズに基づき、生産・流通・提供を含めたエネルギー全体のトータ
ルソリューションを提供するビジネスモデルへの転換が求められるからで
す。つまり、これまでの縦割りに区切られていた業界領域をまたいだ、総
合エネルギー企業(体)へと舵を切っていくことで、スマートコミュニテ
ィを導入する社会に適した企業体へと変化していくことが必要であると言
うことです。

日本においても他分野の企業や自治体、団体などが参加する「スマートコ
ミュニティ・アライアンス」という官民協議会の発足や、「スマートグリ
ッド国際標準化戦略分科会」の設置を通じて、国際標準化に向けての協議
を行っていますが、欧米各国、さらには中国も同様に動きを見せています。
今後、業界間のパートナーシップをより豊かにし、新たなビジネスモデル
を作っていくためには、官民間、さらには国や業界をまたいだ企業間での
密な連携が求められていくことでしょう。つまり、日本はオールジャパン
体制を通じて国際標準化での優位なポジションの獲得、さらにはグローバ
ル市場におけるプレゼンスの向上を図っていかなければいけません。次回
の最終回はこれまでの連載をまとめつつ、総括をしたいと思います。


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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.原発の停止とその影響は◆

日本にある原発は全部で54基。
うち、今日(2月20日)関西電力の高浜原発が、定期検査のために停止すると
動いている原発は、全国であと2基だけとなります。

原発を止めると、すさまじいコストがかかります。
もともと原発は、コスト計算上はとても安く上がる電力とされており、
火力発電の原料が高い昨今は、特に原発のおトクさは目立っていました。
それを止めて、火力発電をフルに行うことで
燃料費だけでもたいへんな費用となります。
原発を1基止めると、1日あたり数十億円の赤字になる、
と聞いたことがありますが、根拠が分からないので本当かどうかは不明。

というわけで、国と電力会社は、
1日も早く原発をまた動かしていきたくてたまりません。
反原発・脱原発の市民の動きも無視できないものとなっていますが、
まったく動かさないままずっとやっていくことになる可能性は
相当低いと思っています。

とすると、原発が止まっている今は、
原発が動くことの影響を知るための貴重なチャンスなのではないでしょうか。
たとえば、廃熱を海へがんがん流していた原発が一斉に止まると、
原発近くの海水温は変わるか、変わらないか?どれくらい変わるか?
海の生物に何か変化はあるのか?
周辺の環境に、トータルでどんな影響があるのか、ないのか?
こういったことを調べている人も既にいるのでは、と思いますが
原発を私たちがどう受容するか/否定するかの判断材料の一つとなることですから
国としてお金をかけて、大々的にやるべきでは。
そして、結果はちゃんと私たちにも教えてほしい。

原発がまた動き始めるまでの、短いと思われる貴重な期間を
どうかこういう研究に当ててほしいな、と思うのです。


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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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2012.02.05 Sunday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○.....●。○。。。●。●○...●○。。


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・2月25日(土)〜26日(日) 新燃岳災害復興祈念植樹ツアー開催!

宮崎県高原町のプレゼントツリー植栽地において、吉本興業様とのコラボ企画!

「よしもと住みます芸人」が同行し、高原町の広報宣伝に貢献していただくとともに、
参加者皆さまのコミュニケーションの潤滑剤としてのファシリテーターを担っていただきます。
宮崎空港でのお迎えから解散まで、参加者の皆さまとご一緒させていただきます。

詳しくはこちら:
http://presenttree.jugem.jp/?eid=100

・3月4日(日)「さんむ日向の森」で植樹イベント開催!

千葉県山武市の「さんむ日向の森」では、
自然と共生する「循環」の森づくりをしています。

植樹イベントへの参加はこちら:
http://www.presenttree.jp/contact/postmail_0304sannmu_event.html

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●目次● 2012年2月5日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.12

2.節電グッズは買いどき?

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.12◆

今回を入れて残すところ3回となりました、「再生可能エネルギーとスマー
トグリッド」。第12回目の今回は、グローバルな視点でスマートグリッド
関連ビジネス内の競争を勝ち抜いていくための課題点について考えていき
たいと思います。

グローバル市場で勝ち抜いて行くために最も必要なことの一つは、自らの
技術・製品をグローバル市場における基軸(スタンダード)にすることで
す。そこで重要になってくるのが「標準化」と呼ばれるグローバル市場の
ルール作りです。これまでも様々な技術・製品に関する標準化の競争がお
こなわれてきましたが、その競争において日本企業はしばしば、「技術で
勝って市場で負ける」と言われてきました。日本企業は他国企業よりも高
い技術力を持ちながら、多方面への積極的な関わりを通じてそれを拡げて
いくことができなかったため、市場で孤立し、結果的に国内のみで通用す
るものになってしまったものが多くあります。その典型が携帯電話産業で
す。しばしば「ガラパゴス化」と揶揄されていますが、日本の携帯電話は
技術傾倒の独自的な進化を遂げたため、日本メーカーが作った携帯電話市
場は国内のみで普及し、AppleやSamsung、RIMなどが行っているように
グローバルマーケットを対象としたビジネスに参入することができていま
せん。

標準化は国をまたいだ企業間の相互理解や互換性の確保、消費者利益の確保
などを図る上で重要であり、すなわち、国際的に技術を普及させ、グローバ
ル市場でのプレゼンスを確立していくためには、標準化競争を勝ち抜いて
行くことが必要不可欠です。スマートグリッドやスマートコミュニティを構
築する際にも、これまで連載内でお話したように多くの技術が存在し、それ
らの標準化競争に積極的に参加し、グローバルスタンダードのルール作りの
イニシアティブを勝ち取っていかなければなりません。さらに、スマートグ
リッドは、個々の製品や技術だけではなく、統合されたトータルパッケージ
として提案・普及して行くことが必要です。そのためには、社会全体でスマ
ートグリッドがどのような使われ方をするかというビジョンを描き、そこか
ら自らの得意分野を中心にバックキャスト的に展開し、標準化を目指してい
く必要があります。
さらに、これまでの標準化競争では、自らの技術・製品を先に市場で普及さ
せることによってその技術・製品が「事実上の標準(デファクトスタンダー
ド)」であると他企業に認めさせるという手法が広くとられてきましたが、
スマートグリッド関連技術の標準化競争において欧米は、技術を広めるより
前にまず標準化競争に勝つことを目指し、その後市場に広めていく、という
動きを仕掛けていると言われています。この動きに対応していくためにはこ
れまで以上のスピード感が必要になってきます。以上の「トータルパッケー
ジとして売り込む必要性」と「スピード感の重要性」、二つの条件を解決す
るためには、一企業だけではなく、「オールジャパン」体制で望んでいかな
ければなりません。次回は、標準化の問題を中心に、このオールジャパン体
制の重要性についてお話ししていきたいと思います


*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’


◆2.節電グッズは買いどき?◆

夏に引き続き話題の「節電グッズ」、皆様は買いましたか?
盛大に売り出されているほどには、売れていないようだなあ、というのが
個人的な感覚なのですが、実際はどうなのでしょうね。

節電グッズ売り場は玉石混交。
「これは便利、本当に節電だ!」とうなりたくなるグッズから、
「ブームに乗ってエコって言ってみただけでしょ」グッズまで、
様々なものが揃っています。
これは良かった、これはイマイチだった、等のみんなの感想を集めてみたら
おもしろいでしょうね。

私がおすすめしたいのは、一つはマイクロファイバーの敷きパッド。
シーツの上に敷く、ふわふわの厚手の布です。
これと湯たんぽで、体感温度が10度は違う気がします。おかげで寝室は暖房要らず。
ちゃんとしたボアシーツは高いのですが、
敷きパッドは安いものは1000円を切っていたので驚きました。
まだ持っていない方は、ぜひ!

反対に外れだったのが、繰り返し使えるエコカイロです。
温かさがあまり持続しない上に、「お湯につけると戻る」という触れ込みだったのが
しっかり固まってしまったためか、全然戻りませんでした。
いろいろ調べた結果、沸騰したお湯で15分くらいグツグツ煮ることで
ようやくまた使えるようになりました。
使い捨てでないのはいいのですが、戻すのに必要な熱量が多すぎでした。
これなら、昔ながらのハクキンカイロのほうが便利かな。

使い方によって、節電になったりならなかったりするのが
「ルクエ」に代表されるような、電子レンジ用のシリコン製容器。
電子レンジは、加熱する時間が短くて済みますし
お湯を沸かさずに野菜を調理できるので、節電イメージがありますが、
実際、短い時間でもけっこうな電力を使うものです。
メニューにもよりますが、シリコン製容器を使って料理を一から作ると
それなりの電気を食うと思ってよいでしょう。
一方で、冷やご飯を温めるのに使うのでしたら、
炊飯器で保温しておくより、かなり節電になります。

節電グッズは、賢く選べばエコに、しかもかなり快適に暮らせます。
商品がこれまでに無いほど出揃っているこの冬が終わる前に、
もう一度お店をチェックしてみてはいかがでしょうか。


*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。


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環境リレーションズ研究所
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できるだけ生活に密着した環境問題をわかりやすくお伝えしたいと心がけて
いますが、なにせ視点だけはいっぱしの専門家。(^^;
「そんな話つまらない〜!!」「あんたたち専門家ならこんなこと知ってる
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2012.01.21 Saturday

何から話そう! 環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○.....●。○。。。●。●○...●○。。


-・-・-・-・-・-・-・お知らせ・-・-・-・-・-・-・-・

3月4日(日)「さんむ日向の森」で植樹イベント開催!

千葉県山武市の「さんむ日向の森」では、
自然と共生する「循環」の森づくりをしています。

植樹イベントに関してはこちら:
http://presenttree.jugem.jp/?eid=97

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●目次● 2012年1月20日号

※ お知らせ

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.11

2.世間の関心、個人の関心

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.11◆

終盤にさしかかってまいりました、第11回目の「再生可能エネルギーとスマ
ートグリッド」。前回から、スマートグリッドを導入する際に、さらに、ス
マートグリッド関連ビジネスを促進させていく際に生じるであろう課題点に
ついて考えています。前回はその中でも、スマートグリッドを導入する際の
課題、特にコスト面についてお話ししました。

今回は、スマートグリッド関連ビジネスを促進させていくことによって生じ
るであろう課題点について考えていきたいと思います。スマートグリッド関
連ビジネスを進めていく上での課題点の一つは、個人情報の扱い方です。ス
マートグリッドの大きな特徴として、消費者単位や地域単位でのエネルギー
消費の最適化が挙げられます。この最適化を徹底するためには、幅広い企業
や運営団体間での各家庭の電力消費量の情報をはじめとする個人情報の共有
が必要になります。さらに、それらの個人情報を活用したマーケティングや
プロモーションを可能にすることで、割引サービスなどを含めた広告戦略を
行うことも可能になり、幅広い業態の企業を含めた形でスマートグリッドを
盛り上げていくことが可能になります。

しかし、これらの情報は個人情報そのものであり、むやみに共有することは
できません。そのため、個人情報のオープン化については法整備も含めた徹
底したルール作りや、消費者の理解を得るための周知活動などが必要不可欠
になります。

上記の課題点に関連するものとしては、サーバー攻撃に対する不安がありま
す。次回お話しする予定の「技術の標準化」が進み、インターフェースが標
準化されていくにつれ、サーバー攻撃に対する脆弱性が上がるのではないか
と懸念されています。それによって、発電施設から一般家庭に至る経路のど
こかでハッカーが侵入し、様々な操作を行う可能性があります。さらに、各
家庭の電力消費状況が漏洩することによって、在宅状況などを把握されてし
まう可能性もあります。

スマートグリッドは「ITと電力網の融合」であると言われていますが、それ
故にこれまでクローズドであった情報を多くの企業・団体間でやり取りされ
ることになるため、個人情報の取り扱いやセキュリティに関しては慎重にシ
ステム作りをしていく必要があります。次回はグローバルな視点でスマート
グリッド関連ビジネス内の競争を勝ち抜いていくための課題点について考え
ていきたいと思います。


*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’゜*’
神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.世間の関心、個人の関心◆

ときどき福島県の地方紙のサイトをチェックしています。
これを書いているいま現在、そのサイトに大きく載っている記事は11本。
うち、震災・原発関連の記事は、7本(うち6本が原発)。
日によっては、原発関連の割合がもっと多いときもあります。

同じ日・同じ時刻に、某大手全国紙のサイトをみると
大きい記事は11本、うち震災・原発関連は0本でした。
その1つ下の大きさの記事になると、68本中9本と、増えてきていますが
やはり福島県で取り上げられる割合からは大きく下がります。

良い・悪いではありません。
地方紙と全国紙では、規模も読者層も目的も異なるので、
同じ事柄でも扱いが違うのは当たり前と言えます。
この場合、原発や震災は福島では「今、ここで起こっている問題」であるのに対し、
全国レベルでは「過去に、一地方で起きた問題」として
捉え直されつつあると言えるでしょう。
あるいは、そう考えないと前に進めないから、という事情もあるのかもしれません。
(たとえば、「今、ここで」意識が強すぎると
事故処理のための東京電力の値上げは、非常に受け入れられにくくなります。)

さて、一方で、この1年で環境問題に関する記事は
すっかり鳴りを潜めました。
2008年の洞爺湖サミットの年は、新聞を開いてもテレビをつけても
環境、温暖化、エコ、等々がすぐに目に飛び込んできていたものです。
先ほどの全国紙では、今では、よほど大きなニュースが無い限り
環境の話題は、ウィークリーの「環境」特集ページで見かけるくらいです。

原発事故も、私は「今、ここで」問題だと思っているのですが、
環境問題はさらに、どう考えても「今、ここで」問題。
どこに住む誰にとっても「過去、一地方で」起きた性質のものではないはずです。

新聞で記事が大きく取り上げられれば、読者も大きな関心を持ち、
記事が小さければ、読者の関心も小さくなります。
そして、読者の関心が大きければ記事も大きく、小さければ小さくなっていき、
双方が影響し合いながら、大きいものはより大きく
小さいものはより小さくなっていくのではないでしょうか。

環境の記事も、もっと大きく載せてほしいなあ、と思いつつも、
かんたんに全国紙に言うことを聞いてもらうことはできません。
世間の関心を高める努力を一方ではしながら、
個人レベルでは、関心を大きく持つ仲間を1人でも多く増やしていくことも
今私たちがやらなくてはならないことなのでしょう。


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西形 涼子/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆3.セミナー・イベントご案内◆

◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

環境問題を解決するための仕組みを戦略的に発案し、それを実行に移して
結果の出せる「エコ・エグゼクティブ」を育んでいくことを目的とした講座
です。月1回、エコエグの役割とは何か、具体的な事例に則してレクチャー
しつつ、集まったメンバーと知恵を寄せ合ってさらに具体的なプランにまで
落とし込む可能性を模索したいと思います。


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2012.01.06 Friday

何から話そう!環境問題

○。.●。○。。..●。○●。。○。○.○。。。○。●○。。。

〜〜(^-^) 何から話そう! 環境問題 (^_-)〜〜
生活に密着した環境問題をもっとわかりやすく
○○○..●。。。。○.....●。○。。。●。●○...●○。。


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●目次● 2012年1月5日号

1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.10

2.持続可能でない保全活動

3.セミナー・イベントご案内

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◆1.再生可能エネルギーとスマートグリッド vol.10◆

明けましておめでとうございます。本年もみなさまに興味を持っていただけ
るような記事を書けるよう精進して参りますので、何卒お願い申し上げます。
それでは早速、第10回目の「再生可能エネルギーとスマートグリッド」を
はじめていきたいと思います。前回はスマートグリッド導入によって生まれ
る新たなビジネスチャンスについてお話ししました。今回からはスマートグ
リッドを導入すること際に、さらに、スマートグリッド関連ビジネスによっ
て生じるであろう課題点について考えていきたいと思います。

まず、今回は導入する際の課題点についてお話ししたいと思います。まず挙
げられるのはコストの問題です。スマートグリッドはインフラ事業の多くの
分野に関連するものです。そのため、スマートグリッドを構築するためには
それだけ多くのコストがかかることを意味します。私たちの最も身近な例の
一つとして電気自動車に搭載されたり、太陽光や風力発電の不安定性を解消
するために使われたりする蓄電池が挙げられますが、スマートグリッド関連
では市場規模が最も大きく、裏を返せば、最もコストがかかるものであると
考えられています。これらのコストは各家庭が導入する機器の場合には各家
庭が、送配電ネットワーク側に設置する場合には企業、もしくは国が払うこ
とになるでしょう。しかし、後者の場合においても結果的には利用料金や税
金として徴収されるため、結果的に国民一人一人が負担することとなります。
つまり、これらのコストと負担増に対しても何らかの策を講じない限り、ス
マートグリッド導入の障壁は非常に大きなものになると言えます。もちろん、
一般に「学習曲線」といわれるコスト低下も将来的には考えられます。しか
し、「鶏と卵」の問題同様、導入が進まない限りなかなかコスト低下にも結
びつきません。
そこで、もっと積極的な解決策が必要となり、多くの著者がそれに対する提
案をしています。例えば、電気自動車のコストについて加藤敏春氏は著書
「スマートグリッド革命」(NTT出版)内で、「車両は販売し、バッテリー
はリースする」というビジネスモデルを提案しています。この案は何人かの
著者からも提案されており、様々な面で非常に有効なものであると言えます。
まず、リサイクルする際の蓄電池回収の効率化や、リース契約によって顧客
が電気自動車を購入する際のイニシャルコストを軽減することが可能です。
さらに、太陽光発電などが普及し、自家発電が広まった際には、ガソリン代
もかからず、電気も太陽光パネルである程度はまかなえることが想定できる
ことから、リース代をそこから捻出することも考えられます。また、これま
での「メーカ系列販売店による販売・サービス」という形態から解放され、
他産業が参入することによって競争が起こり、コストが下がることもあるか
もしれません。さらには、蓄電池のリサイクルも促進されることから、環境
への好影響にも繋がることでしょう。
このように課題を一つ一つ解決していくことによって、それが新たなビジネ
スを生むことや、副次的な効果を期待することもできます。次回以降もこう
いった課題点について考えていきたいと思います。

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神内 佑大/環境リレーションズ研究所ボランティア
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◆2.持続可能でない保全活動◆

「誰かがお金を出してくれるなら、油田開発をやめてアマゾン原生林を守ります。」
前代未聞のこんなプロジェクトで、まずは最初の1年で必要な1億ドルが見事に集まり、
エクアドル・ヤスニ国立公園での油田開発が当面中止になったという報道がありました。

開発をあきらめる代わりにお金を、と要求したのは、エクアドル。
お金を出すのは、世界中のどの国の誰でもよいようです。
企業や団体などが寄付を行ったようです。
(基金の取りまとめや運営は国連開発計画。)

この国立公園に広がる原生林は、エクアドル有数の石油資源の宝庫であるとともに、
世界的に見てもすばらしい、植物と動物の宝庫であるそう。
ここが守られることの意義は大きいのです。
よかったなぁと思います。

ただ、開発と自然保全のバランスを取るための方法としては
世界規模でみると、これはあまり有効なやり方ではありません。
善意の寄付や国連の供出のみに頼るこの方法は、持続可能ではないからです。
他に同じような問題を抱えている地区すべてで、これが応用できるかと考えると
寄付だけではなく、お金を出した側にもメリットが返ってくる仕組みでないと
きついと思われます。

例えていえば、難病の子どもを海外の病院に送って手術を受けさせるために
一般の人々の寄付を募ることと似ています。
寄付によって、一人の人の命が救われることの価値は、あまりにも大きい。
でも、次の人の発病を抑えることもできないし、
毎回寄付が集まるわけでもありません。

一方で、お金を出す代わりに開発を止めておく、というやり方が何例か成功していけば、
それをビジネスモデル化して、お金を出す側がメリットを得るといった動きが
新しくできあがってくるかもしれません。
今後の動向が注目されます。

ちなみに、ヤスニ国立公園を守る基金は、13年間で36億ドルが必要。
次の締め切りは2013年末。目標金額は5億ドル以上だそうです。


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◆◇ エコ・エグゼクティブ講座 ◇◆

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次回の講座の日程は未定です。
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